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『なぁ、頼むわ』
『…………わかった、えぇよ』
『ほんま?』

嬉しそうな声で、聞き返してくるお前。
や、正直ほんまは嫌なんやにゃどさ。
なかなかしつこいし、他のクラスメートに笑われとるし。

それが正直、面白いんやけど居たたまれん、って言えばえぇんかなぁ。

『おーい、豊本がOKsてくれたでーっ!!』

窓を開けて、体育館の近くに居る集団に向かって叫ぶ。
すると、野太い声が聞こえてくる。
それはやったー、とか、よっしゃー、とか。

誰か一人でえぇから、嫌じゃー言うてくれんかな。
そしたら俺、断れるんにゃけど。

『齋木、お前女の子に頼む気無いん?』

お前やったら、引く手数多でしょーに。

『なんかアカンねん。豊本が一番器用やろ?』
『……ってかさ』
『ん?』
『わざわざ朝一に教室で言わんでも、部室で言えば良いのに』
『なんか忘れそうやったから』

カラカラと笑う。
……確かにお前は忘れっぽいよな。

『んじゃよろしくな、相棒!!』
『や、バスケは5人でするもんでしょ』
『それでも同じFWやねんから相棒やねんて』
『……さよか』

思わず納得してしまう。
だから、天然なんて言われるんやろか。
ま、えぇわ。

とりあえず、これからよろしく、相棒?

状況説明。

豊本君と齋木君はバスケ部です。

前までは先輩と組んでいた豊本君(1年時からスタメンでした)。
同じ境遇(?)だった齋木君は、組んでいた先輩が引退してしまったので、豊本君と2人1組でやる練習をしたかったんです。

で、ついに豊本君は折れました。
ただそれだけ。

特に、意味もおちもありません。
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