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えっと、マジでノンフィクションです。
ぶっちゃけ神崎の実体験が元です。
体験、と言っても現在進行形ですが。
神崎は昔バスケ部だったのでバスケ部設定にしてみました。
まぁ一人称自分にしているので、BL小説と取ってもらってもNL小説と取ってもらっても大丈夫なようにしてみました。
かなり、切な目。

『なんでやろなぁ』

あまりにも、正反対だったから。
背が高い貴方、背が低い自分。
バスケが上手くて期待の新人の貴方、マネだった元バスケ部員も自分。
いつも堂々としてる貴方、いつもビクビク怯えている自分。

『アホらし』

空に向かって呟いても、返事が返ってくるはずが無く。
だから、こうやって愚痴を零してしまう。

『ほんま、アホらしー』

知らなかった貴方の名前を知っただけで幸せになれた。
友達を訪ねて行った教室で貴方に会えた。
ほんの一瞬の邂逅が、とても嬉しかった。
そんな自分が、あまりにも滑稽で、笑えた。

『こういうのをなんて言うんやっけ?』

報われない。
傷ついていくだけ。
けれど、それを止める術を持たない。

『あぁ、病んでるんや』

病んでいる。
報われない想いを募らせて。
心のどこかで期待して、傷ついていく。
本当に、馬鹿だ。

「あれ、どうしたん?泣いてるん?」
『泣いてないよ。部活終わったん?』
「うん」

嬉しそうに笑う貴方。
でも、貴方はこっちの名前を知らないでしょう。
同じ学校に居ても、あまりにも接点が無いから。
それでも、同じ年でよかったと思う。
敬語なんて使わなくて良い分、話し掛けやすいから。

『あ、友達呼んでるんとちゃうん?』
「ほんまや。また明日な、**さん」
『え?』

どうして、知っているの?
あ、そういえば何度か友達が呼んでたのを聞いてたんだよね。

『バイバイ、また明日』

遠くなってゆく背中を見つめる。
この想いは、きっと誰にも気付かせない。
だから、もうしばらくの間。

「あれ、**、どうしたん?!」
『ごめ……ちょっと……』

心の中から溢れ出してきてしまうこの想いを。
涙に代えて流すことを許してください。
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後書。
本当に好きだからこそ言えないのもあるし、そうでないのもあるから伝えられない想いなんです。
管理人 2006/05/23(Tue)15:30:06 編集
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