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お題使ってみました~!
夕焼け。の相手視点っぽいです。
後日談……かな?
夕焼け。の相手視点っぽいです。
後日談……かな?
「パス!」
『シュート!』
ずっと、こっちを見ている。
その瞳は、とても惹かれた。
『あー、もう届かん……っ!』
『ん?』
聞き覚えのある、声。
見覚えのある、後姿。
取り立てて特徴があるわけでもないのに、何故かわかる。
あれは、あの子だと。
『はい』
『え?』
耳触りの良い声。
じっと見つめてくる瞳。
改めて見ると、とても可愛らしい。
『この本でえぇの?』
『あ、うん。ありがとー』
本を手渡すときに一瞬だけ触れた指先。
すぐに離れた熱に、すこし名残惜しさを感じる。
『やっぱ背ぇ大きいって得なん?』
『バスケでは得やな』
『そっか』
『バスケやっとったんやっけ』
『マネージャーやったよ』
話してみるととても感じも良く、会話も続く。
同年代の子とではなかなか味わえない、静かで穏やかな会話。
とても、心地よかった。
『部活、行かんでえぇの?』
『**さんは?』
『図書委員やねん』
本が好き。
そう言った笑顔に、何故か胸が高鳴った。
『なぁ』
『うん?』
『また、試合見においでよ』
『えぇの?なら行きたい!』
『**さんが来てくれるなら頑張るわ』
『@@さんいつも頑張ってるやん。体育でも』
やっぱり、あの瞳は自分を見ていたのだ、と。
疑問は確信に変わり、胸の鼓動は激しくなる。
『じゃあまたな』
『うん』
手を振って別れ、図書室を出る。
出た瞬間に、思わず廊下の壁にもたれてしまう。
『やっば……』
気付いてしまった、気持ち。
気付いてはいけなかった、気持ち。
それでも。
『どうしよ……』
あの時の君の涙を思い出すと。
手を伸ばして、触れて、抱きしめて、守りたいと。
どうしようもなく思ってしまった。
『シュート!』
ずっと、こっちを見ている。
その瞳は、とても惹かれた。
『あー、もう届かん……っ!』
『ん?』
聞き覚えのある、声。
見覚えのある、後姿。
取り立てて特徴があるわけでもないのに、何故かわかる。
あれは、あの子だと。
『はい』
『え?』
耳触りの良い声。
じっと見つめてくる瞳。
改めて見ると、とても可愛らしい。
『この本でえぇの?』
『あ、うん。ありがとー』
本を手渡すときに一瞬だけ触れた指先。
すぐに離れた熱に、すこし名残惜しさを感じる。
『やっぱ背ぇ大きいって得なん?』
『バスケでは得やな』
『そっか』
『バスケやっとったんやっけ』
『マネージャーやったよ』
話してみるととても感じも良く、会話も続く。
同年代の子とではなかなか味わえない、静かで穏やかな会話。
とても、心地よかった。
『部活、行かんでえぇの?』
『**さんは?』
『図書委員やねん』
本が好き。
そう言った笑顔に、何故か胸が高鳴った。
『なぁ』
『うん?』
『また、試合見においでよ』
『えぇの?なら行きたい!』
『**さんが来てくれるなら頑張るわ』
『@@さんいつも頑張ってるやん。体育でも』
やっぱり、あの瞳は自分を見ていたのだ、と。
疑問は確信に変わり、胸の鼓動は激しくなる。
『じゃあまたな』
『うん』
手を振って別れ、図書室を出る。
出た瞬間に、思わず廊下の壁にもたれてしまう。
『やっば……』
気付いてしまった、気持ち。
気付いてはいけなかった、気持ち。
それでも。
『どうしよ……』
あの時の君の涙を思い出すと。
手を伸ばして、触れて、抱きしめて、守りたいと。
どうしようもなく思ってしまった。
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