とうらぶ２

伊織 穂高
色々あって偶々審神者になった国立大学生。一番大人しそうな山姥切国広を初期刀に選んだら、実際はネガティブこじらせ男士だった。加州清光と顔を合わせるとすぐ喧嘩するので頭を抱えている。へしきり長谷部や一期一振などまとめ役がやってきてくれて嬉しい。
当面の目標は粟田口派のコンプリート。
意外と文武両道だが、審神者をしていて能力を発揮する場面があまりない。本丸でもレポートに追われている。

伊織 穂積
穂高の双子の兄。審神者ではないが、刀剣男士と会話できる＆家事スキルがカンストしているため本丸に連れてこられて弟と刀と生活中。燭台切光忠と薬研藤四郎らと炊事場を切り盛りしている。
なんだかんだで穂高が心配で身の回りの世話を焼いてしまうお兄ちゃん。最近は大倶利伽羅も気になっている。加州や次郎太刀、乱藤四郎と会話していると、女子といる気分になる。
弟と同じく文武両道だが、弟より計画的。

【審神者と双子兄と厚くんと薬研さんと燭台切さん】
「もう報告書いややー！」
「大将、まーた休憩か？」
「兄君はもうこんだけ書き上げたぜ？」
「厚と薬研がちゃんとフォローしてくれてるからな。穂高、お前がここの主やねんから、ちゃんと仕事せぇ」
「俺がレポート苦手なんは穂積も知ってるやろー」
「夏休みの読書感想文が苦手なのも知ってるわ」
「主様、肩をお揉みしましょうか」
「長谷部、あんまり甘やかしたらあかんから…光忠、このときの陣形覚えとるか？」
「分かるよ。穂積様は主様よりよっぽど審神者らしいねぇ」
「至らない弟を助けるのもお兄ちゃんの役目やからなぁ、しゃーないわ」


【審神者と双子兄と燭台切さんと加州さんと山姥切さんと歌仙さんと五虎退ちゃんと今剣ちゃん】
「「目印？」」
「うん。主様と穂積様は瓜二つだから、新しい子たちだとすぐに見分けがつかないでしょ？」
「あー。なんか懐かしいな、この会話」
「大学では全然会わんから間違えられることもなかったしな」
「ちなみに、今先に喋ったのが主の穂高様で、応答したのが穂高様の兄上である穂積様だよ。合ってるよね？」
「ピンポーン、正解」
「光忠も最初はぎこちなかったけど、さすがに慣れたな」
「喋り方でなんとなくね。でも黙って並ばれたり、遠目だと分からないかも」
「じゃあ遠目でも分かるような目印がいるってことか？」
「俺ら、同じような色の服着るもんなー。髪の長さもそんなに変わらんし」
「あ、じゃあお兄さま、コレつけようよ！」
「リボン？」
「リボンというよりは紐やな。加州みたいに後ろで縛れればいいんやけど、そんなに長くないし」
「主様、コレ被りますか……？」
「国広とお揃いなんはいいけどな、今度は国広と俺とで見分けがつかんようになると思うねん」
「一目で、かつ遠目でも分かる違いか……歌仙、ちょっと来てくれへんか」
「かしこまりました」
「お兄さま、歌仙じゃなくて俺を頼ってくれたらいいのに」
「あー……多分、安定よりは歌仙のほうが加州を刺激せずに済むと思ったんちゃうかな」
「何それ？」
「主様は穂積様の考えが分かってるんだね」
「双子やからなー。あぁほら、やっぱり着物に着替えてきた」
「片方が洋服で片方が和服ならまず間違えへんやろ。歌仙、現代に帰るまでは服借りるけどごめんな」
「いえいえ。着付けも着こなしもお見事ですね」
「お兄さま、着付けできるんだ」
「自分で着るのはわりと慣れてんねん。五虎退、今剣、これで俺と穂高の見分けつくようになったか？」
「はい！」
「わかります」
「いいなー。穂積、俺にも着付けしてよ」
「いやいや、穂高まで着物着たら意味ないやん」
「でもお揃いがいい」
「お前は女子か」


【審神者と双子兄と今剣ちゃんと加州さんと乱ちゃんと厚くんと薬研さん】
「あにぎみはすごいですね！おりょうりもつくろいものもできるんですね」
「光忠と薬研の腕前もなかなかのもんやけどな。厚もわりと器用なんやけど、指とかケガさせてもうたら薬研が怖いやろうしな……」
「おてつだいなら、ぼくもできますよ」
「もちろん、今剣は洗濯物たたんでくれるし、ええ子やで」
「えへへ」
「ねぇお兄さま、俺は？俺はいい子？」
「加州もいい子やで。いつも俺のこと助けてくれてありがとうな」
「ねぇ乱は～？」
「五虎退にイジワルするのはあかんけど、素直で明るくて、俺の気分も明るくしてくれてるよ。ありがとう」
「「「あにぎみ／お兄さま……！」」」
「なぁ、あいつら俺の刀やんな？俺があいつらの主やったよな？」
「兄君のほうが子ども心と女心の扱いが上手いみたいだな」
「俺も薬研も大将にどこまでもついてくからさ。機嫌直せよ、大将！」
「ってか穂積は俺の兄貴なんやけど！」
「そっちかい！」
「そろそろ兄離れしようぜ、大将」